エクセル特別 3

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  ユーザー定義の表示形式の概要
  ユーザー定義の表示形式・書式記号(1)

 

ユーザー定義の表示形式の概要

Excelでは、あらかじめ用意されている書式(入門10参照)の表示形式のほかに、ユーザーが個別に独自の表示形式を作ることができます。これを、ユーザー定義の表示形式といい、大変便利な機能です。ただ、これを使う為には、書式を表す書式記号を知っておかなければなりません。必要に応じて使えるように基本を覚えましょう。

 

ユーザー定義の表示形式とは

表示形式の例

下図の赤枠の例は、異なる少数点位置の数値を、ユーザー定義の書式設定で揃えるようにしたものです。

紫枠の例は、数値を入力すれば、ユーザー定義で円と(消費税込み)を表示させるようにしたものです。
青枠の例は、さらにフォントを青で表示されるようにしたものです。

下図の例は、それぞれの形式で入力し、SUMで合計できるかどうか試したものです。

標準入力で万円を付けて入力したものは、文字列となりますので合計できません。
ユーザー定義で数値として万円を表示させるようにすると合計できます。

以上の例は、ユーザー定義の表示形式のほんの一部ですが、このように大変応用範囲が広いものです。

 

作成方法

ユーザー定義の表示形式は、下図の「セルの書式設定」ダイアログボックスで作ります。ダイアログボックスは、右クリックのショートカットメニュやメニューバーから表示させます。


分類(C)の最下部のユーザー定義を選択すると、種類(T)が表示されます。
スクロールバーのあるリストボックスには、「#,#0」や「yyy」などの記号があるはずです。これが、書式記号と言うもので、すでに幾つかの基本パターンが用意されています。
種類(T)の入力ボックスには、選択したパターンが表示されます。

 

ユーザー定義の表示形式は、用意されている基本パターンを選び、これを種類(T)の入力ボックスで編集(修正)して作ったり、また、種類(T)の入力ボックスへ、一から自分で書式記号を入力して作ることもできます。
独自に作成した表示形式は、種類(T)のリストボックスの最下段へ登録されます。なお、削除するには、登録した表示形式を選択し、削除(D)ボタンをクリックすれば削除できますが、既定の基本パターンは、削除できません。

ユーザー定義の表示形式の登録は、使用可能なメモリに依存します。

 

基本構造

ユーザー定義の表示形式は、一つの表示形式で、次のような最高4つのセクションで作成することができます。それぞれのセクションは、「;」セミコロンで区切ります。

正の数の書式負の数の書式ゼロの書式文字列の書式

                   具体例  #,##0.00;[赤]-#,##0.00;0.00;"評価"@

正の数の書式では、正の数が入力された場合の表示形式を定義し、負の数の書式では、負の数が入力された場合の書式を定義します。また、ゼロの書式、文字列の書式も同じく、それぞれゼロ、文字列が入力された場合の表示形式を定義します。
このように最高で4つの定義をまとめて、一つの表示形式として設定できるようになっています。

4つすべてを定義した表示形式を作成する場合は、この構成順に作成する必要があります。
通常は、この4つの定義のすべてを指定することは少なく、1つあるいは2つを指定し、あとは省略して作成することが多いものです。

上記具体例で、負の表示形式には、[赤]と指定しているように、セクション毎に「」を表示させる指定ができます。詳細は、下段参照。

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ユーザー定義の表示形式・書式記号(1)

ユーザー定義の表示形式を作成するには、決められた書式記号を使う必要があります。書式記号には、数値日付や時刻通貨・パーセンテージ・指数文字列やスペースなどがあります。

 

数値、色、条件の書式記号

数値の書式記号

書式記号

意          味

設  定  例

入力結果

有効桁数で表示し、余分な 0(ゼロ)を表示しない。

#.#

1234.56を1234.6と表示

0(ゼロ)

数値の桁数が指定したゼロの数よりも少ない場合に余分なゼロを表示する。

#.000

3.4を3.400と表示

桁数分の空白を設け、桁の位置を揃える。桁数の異なる複数の小数を揃えて表示する場合に使用する。

???.???

3.2、4.56、5.789などの
小数点位置を揃え表示

,(カンマ)

1,000単位の区切り記号

#,####.

35000を35,000と表示

1,000で割って少数部を四捨五入して表示

###.#,,

4550000を4.6と表示

 

色の書式記号

表示形式で色を設定するには、色の名前 (以下の 8 色) のいずれかを角かっこ ([ ]) で囲んで入力します。これらの色コードは書式部分の先頭で指定します。 

[黒] [青] [水] [緑] [紫] [赤] [白] [黄] 

左図は、[青]#,##0;[赤]-#,##0と設定したものです。
正の数値はで表示させ、負の数値はで表示させています。

色の名前から指定できるのは、上記の8色です([茶]などは不可。)が、Excelのカラーパレットへ登録されているのは、56色ですから他の色を指定することも不可能ではありません。たとえば、[色15]と言うように登録されている番号で指定できますが、使用頻度が極めて低いので解説は省略します。

 

条件の書式記号

数値には、条件をつけた表示形式を設定することができます。この方法は、条件付き書式(初級4参照。)と似ています。
指定した条件を満たす場合にだけ表示形式を設定するには、条件を角かっこ([ ])で囲み、条件は、比較演算子(中級3「数式の計算演算子」内を参照。)と値で指定します。

左図は、[赤][<=500];[青][>500]と設定したものです。この場合、自動的に後ろへG/標準が追記されます。
500以下はで表示、500より大きい場合はで表示させています。

このように比較演算子によって、条件による表示形式を作ることができます。実務上は、条件付き書式を使ったほうが利便性が高いのですが、こういう方法もあることを知っておきましょう。

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